saku_readyの雑記

日記とか思ったことを書くよ。

SEVEN

最近夕方くらいに鈴虫が泣くようになりました。SAKUと申します。

 

もうね、9月になった瞬間気温が下がりまして、寝るときは毛布をかぶる始末ですよ。

急な雨も降ってきて、外に出るときは晴れてても傘が必要かな、なんて考えながら準備をしなきゃなりません。

しかしながら、まだまだ朝から夕方までは32℃くらいまで上がるってんだから、体調も崩れちゃいますよね。

 

まあ、時候の挨拶はこれくらいでいいでしょう。

皆さん、これくらいの季節で思い出すものってありませんか?

夏休み終わりの秋初め、ちょっとだけ涼しさが顔を出し、帰り道の夕方が何となく寂しくなってくる季節。そう、ホラー特集ですよね。

 

ゴールデンタイムになぜかやっているホラー映像〇連発!みたいな番組。

あれ面白かったですよね~。僕はホラーが苦手なんですが、怖いもの見たさが強くて、ホラー映像とか、ホラー映画とか、怪談とか、見たくなっちゃうんですよね。

なんでなんでしょうね。ホラーというものには、本来人を遠ざける作用があるはずなのに、なんでか人を惹きつける香りがある。

 

僕が思うに、ホラーの魅力として一つ上げられるのが、「被害者と加害者を同時に楽しむことが出来る」というものがあります。つまり、ホラーの怪物が被害者を襲うとき、映画的表現では、音楽がなったり、カメラワークが特徴的なものになったりします。

こういった”予兆”を感じたとき、僕たちは、これから登場人物たちが酷い目にあうのではないかという想像を働かせる訳です。この想像の中には、今から起こる惨状に対する恐怖が大半を占めると思うのですが、同時にこれから何かが起こるであろうという期待も内包している訳ですね。

 

僕が好きなホラー映画に「CABIN」というものがあるんですが、この作品が正に恐怖と期待というものを上手く使われている作品だと思うんですね。

 

簡単にあらすじをまとめると、男3人女2人の仲良し五人組がおじさんのコテージに行って、地下室の呪具を触ったら、呪われちゃってゾンビに襲われてパニック!という話です。

ん~~~わかりやすいですね~~最高!もうね、ホラーの教科書ですよ。ホラー映画のテンプレを大体知っている人なら、この五人が出てきた段階でどの順番で死んでいくのかが大体分かるんです。まずは、クイーンビーと呼ばれる、淫乱女が死にます。基本的に性交の最中、もしくは性交が始まろうとしているときに死にます。前戯一歩手前で死ぬ。そしてその後、ジョックと呼ばれる、筋肉男が死にます。大抵は、彼女であるクイーンビーが死んだことで、錯乱して仲間の元へ戻った後、侵入してきた怪物によって正面から殺されます。これが仲間の目の前かどうかはまちまちです。

その後は真面目な青年、ブレインとか、まとめてナードって呼ばれますね。こいつが死にます。大抵は、何か解決法のようなものが提示され、それを実行しようとしたとき、それが絶対に失敗する方法であると分かり、死にます。

そして、最後に残った二人が生き残る可能性のある人間たち。ヒロインとギーク(狂ってるやつ)が生還出来る可能性がある人間たちです。エイリアンもそうですかね。バイオハザードも1はそうかな。2以降はアクション映画だから、ホラーの教科書は通じません。あれは例えるならスマブラなのでね。2見たときなんて、「ネメシス、参戦!」って見えたもんね。ていうか2なのにネメシスなのかよとか色々ツッコミどころが多い。

突然話変わるけど、映画バイオハザードのファイナルの終わり方、あれ都合がよすぎて僕は許せません。そもそも生き残ってもアリスに未練無いだろうし、生き残ったほうが地獄の可能性があるのに、「はい~生き残ったよ~ハッピーですね~」みたいな脚本がどうしても納得いかない。ていうか、アリスの血液で血清を打った3に出てきた博士は強化されてたんだから、その血清を空中散布したら、ゾンビ共は超強化されるんじゃないの?普通のゾンビたちはそれに耐えれるくらい強くないから大丈夫なの?とか、色々思うところがあるわけです。あと、僕はローラが好きなんですけど、ローラの死に方が適当だった。割と終盤まで生きてはいたけどね。

 

話がそれてしまいました。

CABINの話に戻ります。

ネタバレですが、つまるところこの5人が襲われるというのが、秘密結社によって仕組まれていたことなんですね。ある目的を遂行するため、決められた順番で若い人間の血を捧げるという儀式です。この目的というのは、”古き神々”を蘇らせないため、という若干クトゥルフみを感じる目的です。

僕が面白いと思ったのは、最後、結局復活した”古き神々”の腕が地面を突き破り、カメラを叩きつけてスタッフロールに入るんです。この”古き神々”の腕が、まんま人間の腕なんですね。

僕はこれが非常に面白いと思ってまして、というのも、”古き神々”が人間と同じ姿をしているのであれば、この”古き神々”というのは「視聴者」をあらわしていると言えます。そうなると、この秘密結社が行っていた儀式というのは「視聴者である画面の前のあなたを喜ばせるために行っていたんですよ」そういう風にとらえることが出来ます。そして、そうなってくると、主人公たちがゾンビに襲われ、苦しむ羽目になったのは、ホラーを楽しもうという気持ちで映画を見始めた我々”古き神々”にあると言えるでしょう。

すみません、書きながら鼻がくすぐったかったので、鼻をかんだら滅茶苦茶長い鼻毛が二本抜けました。これも古き神々のせいでしょうね。

 

で、この映画では元々、秘密結社と主人公たちの関係で入れ子構造が出来ていました。これが、我々視聴者も画面の中の登場人物に含まれることで、二重の入れ子構造が出来るという事になるんですね。これにより、私達はより明確に、被害者と加害者の立場を簡単にザッピングすることが出来、好きなように映画内で行われる残虐な行為を楽しむことが出来るのです。

ちなみに、この映画は最後の15分間、ものすごい量の怪物が出てきて、「今までどこにいたの?」という人間たちを虐殺するシーンを楽しむことが出来ます。BLOOD-Cと同じシステムですね。この怪物たちがすごくて、古今東西のホラー映画に出てくる怪物たちが大量にオマージュとされて出てくるので、わちゃわちゃしてて最高です。これこそスマブラかもしれない。

長々語ってしまいましたが、ともかくホラーの面白さってものを何となく伝えたかったって話です。

 

さて、そんな魅力的なホラーですが、我々日本人がパッと思いつくホラーと言ったら何でしょうか?

 

呪怨!はいはいはい。いいよね、オムニバスホラーの金字塔でしょうね。呪いだけじゃなくて肉弾戦も出来るからすごいよね。

 

リング!はいはいはい。いいよね、きっとくる~でおなじみのやつですね。一言だけいうなら、見るなら日本版ディレクターズカット版を観ろ!って事だけ。

 

犬鳴村!はいはいはい。みてね~~~~~~~。まだ観てね~~~~~~~~~。観てないからよくわかんないけど、最近のホラーでいいんじゃない?知らないけど。

冷たい熱帯魚!はいはいはい。怖いけどね~~~~~。そういう事じゃないよね~~~~~。ホラーかどうかも議論の余地があるからねあれは。

 

でもさ、皆さん僕が映画の話をしたもんだから映画でひねり出そうとしてません?いやいいのよ?ホラー映画の話で盛り上がりたいよ僕も。でも、もっとわかりやすい奴があるじゃない……。皆さん、学生を通ってきたなら、アレがあるじゃない……。

 

七不思議、あるじゃない…。

 

前振りが長くなってしまって申し訳ないね。ホントにね。

 

さて、この七不思議ですが、全国の学校で密にささやかれてきたものでしょう。

学校によって様々な七不思議があるかと思います。メジャーなものでいうと「トイレの花子さん」とかでしょうかね。

 

でも僕は思うんです。七不思議ってもうありきたりじゃない?と。

大体舞台は学校で、トイレの花子さんだったり、階段の段数がおかしかったり、音楽室の肖像画が動いたりするわけですよ。こうなってくると、もうエンタメとしてはどうなんだという話になってくるわけですよ。オチが分かってる怪談話ってどうなの?ことですよ。そう考えると噺家ってやっぱり凄い。

もう、私たちがするべきことを分かっていただけたと思います。

 

新しい七不思議を作ろう!

 

作ります。

まず、新機軸の七不思議なので、現在メジャーである舞台の学校ではなく、別の場所を舞台にしましょう。そうですね、地下駐車場とか良いんじゃないでしょうか。いい感じに不気味ですよね。じゃあ作っていきましょうね。はい。

 

1.殺人トラック

 とある地下駐車場へ行くと、一台のトラックが停まっている。

 その車と自分の車以外には駐車場に車はない。

 不気味に思いながら車を止め、駐車場番号を確認していると、突然トラックのエンジンがかかる。そして、車を降りた人間をもうスピードで追いかけまわすんだとか…。

 

2.話始めるカーナビ

 いつものように地下駐車場を使用しようと停めに行くと、特に変わった様子はなく、いくつも車が停まっている。車を停め外に出ようとするとカーナビが話始める。

 

「150m先、死亡です」

 

驚きながら車を降り、急いで外に出ると、周りの停まっている車からもカーナビの音声がなり始める。

 

「「「「150m先、死亡です」」」」

 

余りの恐怖に走って地下駐車場を飛び出すと、そこに他の車が突っ込んできて死んでしまう…。

 

3.低すぎる天井

普通であれば2.3mの高さが必要な駐車場…。しかし、ある駐車場は1.7mしか高さがないという…。これはどうなんだと思い管理会社に電話しても、担当者はのらりくらりと話を逸らし、結論を出す事が出来ず、今もどこかにあるらしい…。元火葬場らしい…。

 

4.湧き出る地下水

いつものように地下駐車場に車を停める。そこにはエレベーターがないため、階段で地上へ上がらないといけない。辟易しながらも階段を使い上に上がろうとするのだが、いつまでたっても地上へつかない。なんだと思いながら元来た道を戻ろうとすると、すぐそこまで水が迫ってきており、体力の限界まで階段を上がり続ける事になるらしい…。

 

5.一時間1000円上限無し

違法らしい。

 

6.あと一手のルービックキューブ

10月10日の夜10時に地下駐車場の10番の区画へ行くと、車を停めておくスペースにルービックキューブが置いてある。何故かあと一手で完成の段階で置かれており、興味半分でそのルービックキューブを完成させてしまうと、どこからともなく、ルービックキューブおじさんが現れ、ルービックキューブをひったくり、パネルをぐちゃぐちゃにした後元あった場所に戻すのだとか…。その後は名物ヤバイジジイとして有名になるんだとか…。

7.歩き回る男

車は停まっているのに人がいない駐車場で、3時38分に警備室に入ると、髪の長い男がどこからともなく現れる。男はなぜかぼろぼろで、何か独り言をつぶやきながら徘徊する。それから2分52秒経つと、突然周りの車が動き出し正面衝突しあうのだとか。ひとしきり車をぶつからせた後、どこかへ消えていくらしい。

 

まとめ

いや~出来ましたね。

二個くらい米津玄師のPVが混ざっていましたが、気にしないようにしましょう。

しかし、今回作ってみて思ったんですけど、七不思議とかの話を最初に考えた人って想像力豊かすぎるんじゃなかろうか。全然話思いつかなかったなぁ。最近ホラーとか観てないからかな。

皆さんもたまには全く身にならない設定とかストーリーを考えて時間を無駄にしてみよう!

ベギラマ