saku_readyの雑記

日記とか思ったことを書くよ。

ウルトラババロアマンの哲学

皆さん、こんにちはSAKUと申します。

 

成功の秘訣。

さて、突然こんなことを言われたら、どう思うでしょうか。

怪しいセミナーっぽいとか、自己啓発本の導入みたいですね。

 

違いますね。

僕が滅茶苦茶な方向に話を持っていくために、あえて最初の方に真面目な話をしようと努力した結果です。

 

話を戻しますが、成功の秘訣についてです。

最初に結論から言いますと、「成功の実績の模倣」です。

おいおいゴミカスパクリ野郎!となじるのはやめましょう。最後まで聞いてください。

 

模倣と言っても、何も商品の色だけ変えて出すとか、とりあえず異世界転生しとけとか、そういうことではなく、実績があり、成功につながっていると考えられているものを取り入れてみるんです。

 

ここで、米国での企業で広く取り入れられている実績を見てみましょう。

様々なものがあると思いますが、今回は「哲学」について紹介したいと思います。

 

企業と哲学、ただ聞いただけでは一瞬なんのことだかよくわからないですね。

しかし、そもそも現在の人間社会と哲学には非常に密接な関係があることは皆さんもご存じだと思います。

マルクスの「資本論」然り、アダム・スミスの「国富論」然り、現在の社会基盤は哲学によって形作られてきたと言っても過言ではないでしょう。

 

さて、そんな哲学ですが、企業では顧客のニーズを探るために用いられています。

「イシューから始めよ」という言葉をそのまま地で言ってるわけですね。

顧客のニーズに対し、そのまま答えるのではなく、一度疑って掛かってみる。

客の本当のニーズは何なのか?自分たちの本当の強みとは何なのか?

自分たちは今後どのような事に挑戦しているべきなのか?

成功している企業では、これらの様な事を深く深く掘って考えてみることが重要だと考えているのでしょう。

 

この様に、哲学を学ぶ事で、身近な問題の解決を図ることが出来るでしょう。

皆さんも、哲学を学び、生活を豊かにしてみるのも、いいかと思います。

 

さ、真面目な話は終わりだ。対して長いこと書いてないはずなのに滅茶苦茶時間がかかった。

これからは何の役にも立たないくだらない事を書いていこうと思う。

今までもくだらないと思っていたなら覚悟したほうがいい。

 

しかしながら、これからの話題もやはり哲学に繋がる。

先ほどの話にも出てきたように、哲学を学ぶ事とは、疑問に対し深く考え、考察することが重要だ。

そこで更に重要になってくるのは、何について考えるのか。という事である。

例えば、明日の晩御飯に対して考察しても意味がないだろう。スーパーで何を買うのかが決まるだけだからだ。で、あるならば。これからの人生を生きていくうえで、まず一旦、一番難しい問題について考えてみるべきではないかと思う。そう、

 

「死ぬの怖いよね~~~~~~」

 

これである。

 

そもそも、自分がなぜ生きているのかという事を考えてみよう。

まず、どうなれば「生きていない」状態だと言えるのかを考え、その反対の状態として「生きている状態」を定義できるだろう。

下記にいくつか、僕が考える「生きていない状態」を列記してみる。

 

・呼吸していない

・思考していない

 

今パッと思いつく限りではこの二つでしょうか。

それでは、これらについて考えていきましょう。

まず、呼吸していなければ死んでいる状態。これは、あっていないという事も出来ますが、一応、一時的な停止ではなく、恒常的な呼吸の停止と考えましょう。であれば、生きてないと言えるのではないでしょうか。

では、その逆、呼吸をしていれば生きていると言えるでしょうか。

私達は呼吸をすることによって、熱を生成し、エネルギーを作ることが出来る。より正確に言えば、酸素を細胞で消費することでエネルギーを生成する。ここで、人間が呼吸以外でエネルギーを得る方法について考えよう。端的に言えば食事だろう。

しかし、結局のところ、細胞を動作させるためには呼吸によって酸素を取り込まなければいけない。

ならばやはり、呼吸しているのであれば「生きている状態」という事が出来るだろう。

 

さて、では次の思考していなければ死んでいると言えるのか。

これはどうだろうか。まず思考していない状態を、脳信号を発している状態と定義してみよう。であれば、脳信号を発していない脳はただの物体であると言えるのではないか。逆に、脳信号を発しているならば、脳細胞へ刺激が入り、反応を示すだろう。

これならば、状態として「生きている状態」という事が出来るのではないだろうか。

哲学に詳しい人。教えてください。そして僕とお話しましょう。

 

ここまで読んでくれたあなた方であれば、そろそろこう思うのではないだろうか。

「ただ当たり前のことを言ってるだけじゃない?」

 

そう。ここまでは前座だ。私達は、もっと高度な次元で、これから迫りくる確実な「死」に相対さなければならない。

なので、私は一つの仮定を投げかけてみたいと思う。

 

「死ぬのって怖くない?」

「それは、自分がウルトラババロア人間でもかい…?」

これなのである。

どうだろうか。試しに一度、ウルトラババロアババロア人間の定義をしたいと思う。

 

ウルトラババロア人間:体がババロアで構成された人間型の移動可能物体。くそデカい

 

もう一度問いたい。どうだろうか?想像つくだろうか?

あなたの体は実は甘い甘い、優しい柔らかさの物体で出来ていたのだ。

この体ならば先ほどの疑問にも簡単に反論することが出来る。

 

呼吸していなければ死んでいるか?

→でもババロアって呼吸しないよね?でも生きてますけど?しかも甘い。

 

思考してなければ死んでいるか?

→フーン。それってババロアが甘い事より重要なワケ?誰だってババロア食ってるときは思考停止で食べてますよね?それも死んでるってことになんのかよ?!なぁ?!

 

………Perfect.完璧な反論である。

しかも私は、まだババロアの美味しさ部分でしか勝負していない。これに更に大きさが加わっちまったらどうなるよ?言わずともわかりますね?あなた方は詰んでいます。

 

なるほどね。哲学ってウルトラババロア人間になる事で全てが解決すんだね。

 

これで明日からはもう「死」に怯える事もなくなったのではないだろうか?

明日はまた違うことについて深く考察してみようかな。困ったらウルトラババロア人間が解決してくれる。そうやって甘い考えで毎日を生きていってもいいんだ。

だって、僕はウルトラババロア人間じゃないから。そんなものはないから。

 

あ~あ。全くなんにも解決しなかった。見たことないものに頼っても死は平等に訪れる。

だからそれまでは、楽しく甘い日々を生きよう。

それこそが本当のウルトラババロア人間だ。

 

ベギラマ

 

 

 

夢探偵M

「それはね…きっと罪悪感だよ」

それは2019年の年末、まだコロナの兆しはあるものの、そこまで巷を騒がせてはいなかった年の瀬。学生時代の友人と居酒屋で飲んでいるとき、友人のMが放った一言だった。

 

 

年末帰るから、その時帰る友人、地元に残っている友人を集めて飲み会をやろうという事になったので、僕は地元に帰るなり荷物を実家に置いたまますぐにその居酒屋へ向かった。

 

「〇〇で予約してるんですけど」

「二階のお座敷へどうぞ~」

 

年末で忙しいというのに、とても愛想の良い店員さんに案内され、狭い階段を上がる。狭いだけでなくかなり急だった。思うに、二階へ通されるのは若いグループばかりではなかろうか。そう思いながら指定された席へ向かうと、隣も、その隣のグループも若い人たちだった。

今日は冴えてる。そう思いながら席に座る。

 

そこにはもう友人3名ほどが座って談笑していた。

軽く再開の挨拶を交わし、自分も談笑の輪に加わる。

最近見た映画の話だとか、学生時代の思い出話などに花を咲かせた。

そこから15分ほど経った頃、更に3人の友人が合流し飲み会のメンバーが揃った。

 

皆でファーストドリンクを頼み、乾杯した。

僕とあと一人の友達はそこそこ酒が飲めるので、結構なペースで酒を飲んでしまう。

そのせいか、飲み会のペースが全体的に早くなっていってしまうのだ。

皆の会話は支離滅裂なものになっていき、主語と述語の関係もあやふやになっていく。

 

友人Hが唐突に口火を切った。

 

「最近見た夢なんだけど…」

 

え?他人から聞きたくない話のうちTOP3に入るであろう、見た夢の話を飲み会で…?

普段の彼ならそんなことはしない。彼はウルトラマンプリキュアを心から愛し、授業が終わり次第、寮へと帰り遊戯王に興じる男のはず………。

よく考えたら普段から言いそうでした。なら仕方ないです。彼の話を聞こうじゃないか。

 

「暗い道を通ってるんだけど、何かに追いかけられてるんだ。俺は後ろを振り返るんだけど、近くにいることしか分かんなくて」

 

何か不安があるんだろうか…。Hはこの時地元の学校に居り、進路を決定する時期だった。そのせいもあるんだろうか。

Hの話は続く。飲み会だぞ。

 

「それで、息の限界まで走るんだけど、どんどん失速していって最終的に捕まっちゃうんだ」

 

彼は、将来への漠然とした不安を抱えているのかもしれない。それを自分の力で解決できるとも、多分思っていないだろう。仕方ない。

モラトリアムな大学生なのだ。彼はその暗闇を走り抜ける力を溜めている。その道程にいる。

今は捕まってもいい。最終的に走り抜けられれば。

一息ついて彼は話を締めくくる。

 

「最後に分かったんだけど、追ってきてたのピカチュウだったんだ。」

 

What the fuck.

僕の友人であることを完全に失念していた。

話の流れで隣の席の若者の一人が話しているのかと思っていた。

こいつも、ウルトラクレイジーな寮で寝食を共にしていたのだ。

まあそういうことだ。こいつにはなーんの悩みもない。ピカチュウに追われる夢ってなんだよ。初期のサトシに憑依したんか。

 

ともかく、僕たちは困惑していた。この5分ほどを使ってHがした話にどこから切り込めばいいか分からなかった。

 

しかし、その時真っ先に、『解答』をだした男がいた。

そう、後の夢探偵Mである。探偵Mはこう言い放った。

 

「それはね…きっと罪悪感だよ」

 

何への?ピカチュウへの?こいつはピカチュウを救えなかった過去でもあるの?

探偵Mの放った『そんな訳がない』一言に僕たちはめちゃくちゃ笑った。

ひとしきり笑った後、探偵M以外の皆で探偵に最近見た夢の話を語り、夢診断をしてもらった。

最終的になんの夢を話しても「性の発露」としか答えずフロイト状態になってしまったので探偵Mは廃業になった。

 

探偵Mはどこかに行ってしまって、ここ二年程会えていない。

早く顔を突き合わせて酒が飲めるようになったら、今度は将来の夢でも語り合いたいものだ。そこで感じるものは…きっと幸福感だろう。

 

ベギラマ

 

大切なことは漫画が教えてくれた

皆さん、こんにちは。SAKUと申します。

 

唐突ですが、皆さんは漫画は好きでしょうか?

漫画。もう世界に誇れる日本の文化といっても過言ではないでしょう。

手塚治虫石ノ森章太郎荒木飛呂彦…名作を生み出してきたクリエイターの名前は、ここでは上げきれないほどでしょう。日本の漫画が初めて生まれてからどれほどの年月が経っているのか、定かではありませんが、一説によると江戸時代前期には絵と文章が描かれた、漫画の前身のようなものがあったとのことです。その歴史の中で、現代にも連綿とつながるクリエイター達がいるわけです。

 

私が最近でオススメする漫画は何でしょうね…。ちょっと前ですが、「バイオーグトリニティ」という漫画がとてもオススメです。

原作:舞城王太郎さん、漫画:大暮維人さんという最強タッグな時点でかなり良作であろうことは想像できるのですが、この漫画はそこを超えてきます。

 

あらすじですが、「バイオーグトリニティ」の世界では、人間が何かと合体し、バイオーグになる事が出来るんですね。

この合体するものというのは多種多様で、本当に様々なものと合体することが出来ます。登場人物の中には、ウツボカズラであったり、猫や、バイクといった生物、非生物に関わらないバイオーグが出てきます。しかし、この世界の法律で唯一決められている事として、人間と合体してはいけないというものがあります。これは、人間は通常手に空いた穴から者を吸収して合体するんですが、この穴は両手で二つなんですね。ところが、人間を吸収すると、穴も増えるので、際限なく吸収していくことが出来てしまうんです。これによって、大量に人間を吸収したバイオーグが大事件を起こしたので、法律として決まっている訳ですね。

 

しかし、こんな舞台装置が出てきたらもう…。分かりますよね。

そう、主人公が人間を吸い込んでしまうんです。しかも、同じ女の子が好きな親友を吸い込んでしまいます。一応、吸い込んだ人間とは意思疎通が出来るので、コミカルなシーンもあり、時には喧嘩もしますし、主人公がヒロインといい感じになって、主人公の中の親友がモヤモヤする…このような王道のシーンもあります。

 

と、まあここまで紹介してきましたが、この物語の終着点は全く想像つかないところへ着地しました。これに関してはもう読んでくれとしか言いようがないので読んでください。絶対後悔はしないと思います。

 

はい。ここまでは僕の好きな漫画の話。真面目な話かと思いました?残念でしたね。僕は好きな事に関してしか真面目な話が出来ません。それ以外の人生は嘘と夢しか話さないんです。助けてください。

 

ここからはもうふざけた話しか出てきませんよ。心して読んでください。

僕が小学生の頃、クラスで結構明るかったN君は漫画が大好きでした。

その時はやっていた漫画と言えば、やはりワンピースでしょう。皆「ゴムゴムの~」と言って遊んだりしましたね。思えば無邪気な小学生時代でしたね。

そんなワンピース大流行時代、ゴムゴムの宿題が飛び交っていた時、僕の愛読書は「ジョジョの奇妙な冒険」や、「HUNTER×HUNTER」などでした。僕はジャンプ買ってなかったので、家にあった親父の蔵書を読み漁っていたんです。

 

当時にしてもジョジョは古いですし、H×Hも休載していたので、まあ周り話が合わない。当然ですよね、周りは「〇〇の実ってあったらつよそうじゃない~?」とかで盛り上がっている中、僕は「え?ストーンオーシャンプッチ神父DIOが話して結果出てたやつじゃん」って思ってましたからね。そんな中、N君は家が床屋だったので、古い漫画をいっぱい読んでいました。床屋になぜかいっぱいある古い漫画、なんなんでしょうね。なぜアップデートしないんだ。場末の床屋、蔵書ゴルゴ13だけで乗り切れる思ってがちというあるあるを発見しました。

 

話はN君に戻りますが、N君の家は昔のジャンプがいっぱいあったんですね。そこでN君はジョジョやH×Hの知識もあったので、僕とN君はそれらの話で盛り上がることが出来ました。そこで、周りがルフィごっこで遊んでいた中、僕とN君は水見式で自分の念のタイプを測定していました。N君は変化形だった。あとで分かったことだが、N君の指が純粋にしょっぱかっただけだった。

 

そんなN君だが、中学校では離れ離れになってしまい、今では親交はない。だが、それでもいいと思っている。というのも、あることがきっかけで仲たがいしてしまったからだ。

 

N君は明るくてクラスの中でも人気があるほうだったが、一つだけ欠点があり、それはデリカシーがないという部分だ。

女子に暴言を吐く、他人のテストの点数を言いふらすなど、小学生だから許されているような言動を繰り返していたわけです。

僕はそこは気にしてはいなかったんですが、ある時授業中にN君が鼻をほじっているのを見つけてしまいました。普通に汚いんですが、僕としてはそれも許していました。ティッシュで拭けばいいしね。鼻かむだけじゃ取れないやるとかありますし。

授業終わり、僕はN君に近づき、「さっき鼻ほじってたでしょ」と言いました。普通ならここで恥ずかしそうに言い返すなり、黙っててくれ的なことを言うでしょう。

N君は違いました。ここで思い出してください。そう、N君は変化形なのです。

 

突然追い詰められたN君がとった行動…!それはある技を繰り出す事…!その技名を言いながらN君は僕に鼻くそを擦り付けてきました。

そう、「伸縮自在の愛(バンジーガム)」と言いながら…!

僕はあまりに非人道的なその行動に、普通に縁を切りました。鼻くそなすってくる奴とか余りにも嫌だから。

 

嫌なことがあったら逃げてもいいんです。でも、逃げて逃げて、逃げた先に何か戦わないといけなくなった時、いつかは、勇気を持って戦わなきゃいけないんです。

 

「いつかって今さ!」

 

そう叫びながら。

 

ベギラマ

ステーキとトラウマ

皆さん、こんにちは。

SAKUと申します。

 

オリンピックも始まってTV付けたらメダルメダルの日々です。

こんな熱い季節に東京で…。

野外種目の選手の人たちには頭が上がらないというか気を付けてというか。

夜やったほうがいいんじゃないか。生中継で見れる人も増えるだろうしさ。

 

オリンピックの話をしているとこんなブログですら政治の話につながりそうだからもうこの話はやめよう。いや別に政治の話をすることを忌避してるわけじゃないですよ。なんなら子供とかがガンガン話していく社会であってほしい。でも今回の本題はオリンピックも政治の話も関係ないわけ。本題に入ろう本題に。

 

7/29木曜日

僕は営業職なので、客先を回ったりしてお昼ご飯を外で食べることも結構多いんですわ。多いんですわな。デスワナヘルツェゴビナ

最近はもう本当に暑いので、ちょっとスタミナでもつけようと思ってステーキを食べようと思ったんです。人生で一度でいいからステーキを口に思いっきり入れてジャック・ハンマーごっこしたい。スポンサーを募集しています。ナポ…。

一回コンビニに車を留めて近くのステーキ屋で調べると、一キロ圏内に結構出てくる。取引先の立地がステーキ激戦区だったことに驚きながら一番近くにあるステーキ屋に行こうと思い、また車を走らせました。

 

ついたのはそう、「ステーキ宮」。

ステーキを食べるとしたらほぼ「いきなりステーキ」か遊ぶ街にある、ハリーポッターが住んでる部屋のデカい版みたいな立地にあるステーキハウスに行くんですけど、今日はステーキ宮でした。

ちょっと勘違いしていたんですけど、ステーキ宮ってほぼファミレスなのね。

結局食べたのはハンバーグとカットステーキのミックスグリルみたいなプレート。しかし、このプレートがなかなかの曲者でした。

 

ステーキよりも主役はハンバーグだったしね。

「こちらのペレットで中まで火を通してお召し上がりください~」って置かれたペレットは冷めていたしね。ステーキはミチミチの肉汁ゼロだったしハンバーグも結構ボソボソで肉汁ゼロだったしね。

なにこれ?ここだけ油の概念なくなってんの?と思いながら食べていた。そしてかけられていたソールは量が少なくて味がメチャ薄かった。精進ステーキか?コンセプトブレブレかい!と脳内でツッコミながら食べました。

 

こんなに文句たらたらで食べていたわけだけど、実はステーキ宮は僕にとってちょっとした思い出のある店だったりする。

 

僕が小学4年生の頃。夏休み前の7月。

自然あふれる青森県十和田市で生まれ育ったSAKU少年はいつものように飼い犬の散歩をし、晩御飯の時間に家に帰っていた。

親父の方針で夕食は可能な限りみんなで食べることになっていたので自然と会話にも花が咲く。僕や兄たちが喧しく話ていると、親父が神妙な顔で話し始める。

こういうときの親父は何を言い出すかわからないけど、大抵は怒られるので僕たちは緊張し、親父が話し始めるのを待つ。ただ、その時の親父はいつもと様子が変わっていて、少し興奮していたようだった。

親父が話始める。

SAKUもそろそろ10歳か。

僕はその瞬間嫌なことを思い出した。僕の家の謎の風習のことを。

 

僕の家の風習。それは子供が10歳付近になったら、自転車で30㎞程離れた祖父の家に遊びに行くというもの。

なに?子供を伝令兵にしようとしてる?黒田官兵衛じゃないんだぞ。二つも山越えさすな。

17歳位になった時に、そういえばあの儀式は一体なんだったのかと尋ねてみたら、

一回死ぬほど苦痛を味わわせてみたかった」と酒を飲みながら笑って言っていた。

おい!子供の頃の僕に起訴の発想がなくてよかったな!普通にネグレクトだろ。まあ過ぎたことだし別にいいんですけど。

 

ともかく、この予想が当たっていたとしたら大変なことになる。頼むから予想外れてくれと願う僕に親父は続ける。

「今週末、行くか」

最悪だ。予想が当たってしまった。僕はその週末に黒田官兵衛になることが確定した。

ちなみに親父は20㎞程離れている職場に自転車通勤しているおかげで無駄に体力がある。

その親父からすると往復60㎞の自転車などちょっとしたレクリエーションなのだろう。しかし、僕のような外に出るより本が好きなクソ陰の者からすると、60㎞というのは車の移動距離だし、そもそも車で一時間以上かかる距離を自転車で移動するなんて正気の沙汰ではないと思ってしまう。

 

そして地獄の行軍当日。

親父は起きた瞬間からテンションが異常に高く、僕が寝室からリビングに行くと、荷物を最低限に厳選し、バッグに詰めている親父がいた。なんでこんなにテンションが高いんだ。8時だぞ。クスリキメてるのか?

僕が嫌だな~と思っていても準備は着々と進んでいき、遂に出発の時間になってしまった。起きてきた母親と兄に見送られながら自転車にまたがる。散歩と勘違いした犬が駆け寄ってくる。おい、地獄に行くんだで。森鴎外もこんなところで引用されるとは思うまい。

そんな犬を振り切って自転車を漕ぎ出す。後ろでは親父がサザンの愛しのエリーをうたっている。やめてくれ。せめて国道に出るまで待て。

最初の5㎞程は結構余裕だった。余裕をもってこいでいると風が気持ちよく、案外悪くないかもしれない。そんなことを考えつつ自転車を漕ぐ。

その次の10㎞は結構辛かった。山道で上下が続き、立ち漕ぎをする体力もなくなってくる。

まだ道のりは15㎞あるが、さすがの親父も休憩を提案してくれた。山道の途中で林の陰に入り、スポーツドリンクを飲む。今まで出ていくばかりだった水分だったが、ここにきて回復した。ちなみに汗をかきすぎていたので、スポーツドリンクの味はほぼ無くなっていた。

休憩中、ふと親父が昔話を始めた。

「俺は魚が嫌いなんだけど、それが何でかっていうと…」

なんだ?何が始まった?なぜ僕は今親父の好き嫌いを聞かせれているんだ?全く息の整わない僕をよそに親父は続ける。

「俺が子供の時風邪を引いたんだけど、うちはお金がなかったし親父(祖父)が病院嫌いだったから、食べ物で直してたんだ。」

どうせそこで生臭い魚を食べさせられたのかなと思っている僕に親父は続ける。

「で、鯉に栄養があるって聞いてきた親父が、鯉を一匹丸ごと買ってきたんだ。

 砂抜きはされてんだけど、まだ生きてるし、その時点で最悪だった。」

そんな経験をしたら確かに嫌かもしれない。父方の祖母もそんなに料理が上手ではないので、捌くのもそんなにうまくいかなかったのだろう。

しかし、親父の次の言葉は僕の予想を完全に超えていた。

 

「その鯉の生き血を飲まされたんだ」

 

やっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっべ‼‼‼‼‼‼‼‼

なんだその民間療法。聞いたことねえよ。スッポンじゃないんだから。

「その血の匂いが最悪でそこから魚が全般無理になった」

初めて親父に同情した。なんだそのエピソード。育児挑戦中のドラキュラか?

 

そこからの15㎞はまだまだ元気な親父が後ろで応援してくれながら、山を越え30㎞漕ぎ終えた。

そこで親父が連れて行ってくれたのが「ステーキ宮」だ。

汗拭かないでサウナから出てきたんかというくらい汗を滴らせた僕たちがステーキを貪る。思えばステーキを食べたのはあれが初めてだったかもしれない。

あの時も確かランチのステーキを食べたんだが、とても美味しかった。

親父からナイフとフォークの使い方を教えてもらいつつステーキを食べた後は、祖父の家でシャワーを浴び、ひと眠りして体力を回復させ、また30㎞自転車を漕いで家に帰った。さすがの親父も疲れていたのか口数はかなり少なかった。僕はもう体力とかそういうレベルじゃなく、ほぼ幽鬼のように自転車を漕いでいた。

 

そんなことを思い出して食べていてわかったんだけど、あの時めちゃくちゃ美味しかったのは単純に疲れていたからかもしれない。結局、一番のスパイスは空腹だったということだ。

少し子供の頃の思い出が褪せちゃったなと思いながら最後のステーキを口に運ぶ。少しだけレアのステーキは濃い血の味がした。

 

ベギラマ

 

鏡ってなんなん?

みなさん、初めまして。

Sakuと申します。

 

しょーもねえ自己紹介から始めるブログなんて糞でございますわ。ブラウザバックですわと考えている画面の前のお嬢様方。お待ちください。

逆にお嬢様ではない方々、あなたたちに選択権はないので画面の前で正座してよだれ玉を咥えてください。

 

冗談です。

 

こういう冗談を挟むといいとマクドナルドにいたJKが話していたので実践してみました。まあ初回にやることではないとは思いますが。でももう書いちゃったからね。しょうがないですよね。一回書いた文字は消しませんからね僕は。ヒュンケル。ほら、これも消しませんからね。証明されたってワケ。”覚悟”ですよね。

 

そろそろ言い訳を書くのが疲れたので本題に入りますけども。

 

2021年も7月に入って、新生活に慣れてきたようなそうでないような。

社会人の方は自分の生活リズムが少しずつ見つかり、学生の方は部活なども決まって、更に充実させていこうと気持ちが昂ってきますよね。昂らない?Titanfall2をやりなさい。信じて。

 

さて、そんな(?)新生活で壁となってくるのが、友人、同僚とのコミュニケーションです。

少しだけ見えてきた人間性をさらに深堀するというのはもはや恐怖を伴う作業です。私のような陰の者たちには更にハードルが高いですよね。

 

他人とコミュニケーションするにあたって、皆さんも一度は聞いたことがあるでしょう。人間関係は鏡のようなものだと。

つまり、自分の行動によって相手もそれなりの行動をしてくるので、いいことをしたら相手もいいことをしてくれますよ。なので善行をするよう心掛けましょうね。ということです。

 

なるほどね。じゃあ滅茶苦茶セレブの悪人はどうなの?とか思いましたか?

そう!この鏡って、ただの鏡じゃないんです。マジックミラーなんですね。

 

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胡散臭い自己啓発本みたいですが、僕が言いたいのはですね。

自分の発言によって、相手はこちら側のパーソナリティを想像するんですね。そして、相手のパーソナリティに相応しい発言・行動を返してきます。これって結局、自分の行動じゃなくて、相手の創造力や人間性によって相手の行動が変わるわけです。

なので、僕が思うにコミュニケーションの鏡というのは自分側からは透けて見えるマジックミラーなんですね。

 

とまぁこれは私の勝手に考えている思想なのでこれを読んでいる皆さんはどう思ったって自由です。好きな考えで生きてください。自由最高。フリーダム。フリーダムガンダム。ドラグーン。

 

つい脱線してしまいます。この生き方で23年生きてきたのでもう変えれません。助けてください。話を戻しますが、僕はこのような考えで生きているので、一度相手の前で被った仮面を外すのがとても苦手なんですね。真面目な感じで入ってしまったら、本性を見せるまで結構かかります。半年はかかる。

 

そんな僕ですが、今の会社に入社し、研修を受けているときは結構陽気というか、明るめな感じで入ったんですね。そうなると、日常会話とかを結構気を使ってしまうわけです。ああ今僕は明るい人だから少しでも面白いことも言わなきゃな…みたいな事が頭をよぎるわけです。

そんな僕ですが、7月くらいには少しずつ仮面が外れてきて本性の少しだけ天然な部分が見え隠れするようになったんですね。分かってます。自分を天然と言っていいのは、メチャカワゴスロリJKだけなのは分かっています。でもホントに天然でクソバカなんだからしょうがないじゃないですか。

 

で、そんな僕が気を許すと結構社会人として終わっていることを言い出してしまうわけです。

ある雨の日に家までの交通手段がなかったので会社の先輩に送って行ってもらうことになりました。仮にO先輩としましょう。

O先輩は出身校が同じでなんなら僕は一度留年しているので年も同じなんですが、その話をしだすとちょっと長くなるので今回はやめておきます。

その先輩と車内で話していたんですが、なぜか話は思わぬ方向に転がっていくものでして。雑談。文字の通り、流れも雑になるわけです。

 

そこで僕は、「好きな人を食べるとしたらどこから、またはどこを最後に食べる?」

こんな話をしてしまったんですね。

どうする?この仮面脱ぐのにまた半年かかるけど、それまで僕はウルトラサイコパスキャラになるのか?

それがどう作用したのかは僕にはわかりませんが、社内で僕は不思議ちゃん扱いされています。納得がいきませんね。

 

というわけで、少し慣れてきただけの状態で本性をさらけ出すの出すのはやめておきましょう。という話でした。

 

こんな感じの雑記を書いていきますので、どうかよろしくお願いいたします。

 

ベギラマ